安養寺堰
〒365-0021 埼玉県鴻巣市市ノ縄9
江戸時代忍藩の頃、水田開発によって水路の開削を行い、元荒川本川に小竹堰を設置し取入樋管より取水していた。明治時代以降も水田開発が進み、それに合わせて水路も拡張してきた。その後、県営用排水幹線改良事業元荒川地区(T8~S12)により数箇所あった堰を統合し、上流にあった宮地堰から取水を行うことになった。また水路も、統合のため廃止された堰の川面用水に連絡し、新谷田用水と呼ばれるようになった。近年では、宮地堰や水路の老朽化による治水、利水上の問題から、県営かんがい排水事業安養寺地区(H8~)により、現在の宮地堰を廃止し、上流へ新たに安養寺堰を新設し、水路改修も行っているところである。新谷田用水についても、団体営事業により改修を行っている。