元荒川
〒ー 熊谷市、行田市、鴻巣市、北本市、桶川市、蓮田市、越谷市
荒川の流れは基よりこの元荒川でありました。
徳川家康が、関東に入封すると江戸は湿地帯、井戸水も海水で塩気があり、水が飲めないというような人々が生活するための条件が揃っていません。
そこで家康によって、選抜されたのが「伊奈」です。
「伊奈忠次」は、苦難の末、この関東の地にて「鴻巣」の大名になります。
江戸代官筆頭として手腕を振るい、利根川・荒川の治水に尽力します。
利根川や荒川の流れを変える「治水工事」がこの伊奈家に与えられた公共事業になった事はいうまでもありません。
当時、利根川は江戸湾に流れ込み浸水していた関東平野は同川の流れを 現在の銚子に変える事で江戸八百八町の礎を築きました。
江戸は世界一の経済都市として発展を遂げたのもこの「伊奈家」の貢献が大きいと言えます。
現在も埼玉県伊奈町という地名がありますが、ここが「伊奈家」の領地でした。
伊奈忠次は、現在の鴻巣辺に一万石の領地を与えられたため、菩提寺が鴻巣市にある「勝願寺」です。
戦国三女傑で有名な「小松姫」の墓がある事でも知られています。
なにやら、川の話から伊奈の話になりましたが、荒れ狂う「荒川」は伊奈によって現在の流れとなり元荒川は、埼玉県越谷市にて「中川」に流れる事になります。
今後も様々に更新していきます。
※元荒川に生息している動植物など